今朝は離れて暮らしている長男の夢を見ました。
3歳くらいの幼い姿で、クリスマスの夜のイルミネーション輝く街で、私に手を引かれて歩いているのです。
息子は幼い時から無口で、夢の中でもはしゃぐ様子も見せず、黙って私に手を引かれて歩いているのですが、
私は息子が気になり、しきりに話しかけていました。
するととあるデパートのホールの前で立ち止まります。
ホールの隅にはまだ飾り付けられていないツリーのオーナメントが寄せられていて、息子は私の手を引っ張ってそこに行こうとします。
なぜか閉店した後なのにホールのガラス戸が開いていて、警備はどうなっているんだろうと思いながら中に入ります。
(ここって昼間に来たっけ・・・?)
と思いながらもホールの隅に近づくと、息子は何かを探している様子です。
「何か落し物でもしたの?」
と訊くと息子はかすかにうなづいたようで、私も息子の落し物って何だろうと思いながら床に目を走らせます。
しばらくオーナメントをかき回して息子と一緒に落し物を探していましたが、広い店内は暗く、警備員がやってくるのではないかと気にしていたら足音がホールに響き、案の定制服姿の大柄の黒人がこちらにやってきます。
私は「すみません、昼間に息子が落し物をしたらしくて」と説明します。
そこで朝になり、目が覚めました。
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考えてみれば私が父と別居していた母に引き取られて後に、未曾有のバブル景気が始まりました。
母は毎月私に新しい洋服や靴、おもちゃ、文房具などを買ってくれました。
ボーナスも数十万受け取り、クリスマスも毎年、(あくまで庶民のレベルですが)豪華に過ごしました。
ご馳走を買い込み、私の身長よりも高いツリーを組み立て、高島屋や松坂屋で購入したドレスを着て、毎年新作のオーナメントを秋葉原や神田で買って、電極を部屋中に飾り付け、母と二人でクリスマスを楽しんだのです。
夢の中の息子と私のように、私も母に手を引かれて上野や東京のデパート街を歩いたのです。
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そして夢の中に出てきた雰囲気はまた、1996年のクリスマスに、統一教会の祝福式に参加するためにワシントンDCに滞在していたときのことも思い出させました。
広く控えめに飾り付けられたホテルのホールや太った大柄な黒人の警備員やボーイなど。
何もかも広くて空気が違うなあ、と感じたことを今でも覚えています。
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